「未開の地」中東市場で挑む、日本食の可能性——プロダクトマネージャーのキャリアストーリー

人事採用における情報発信の一環として、社内で働く方へのインタビューを通じてクロスリーチをより深く知っていただくことを目的に、今回はトレーディング事業部で輸出オペレーション業務を担当する社員にお話を伺いました。

1. 前職から現在のキャリアに至るまで

―これまでのご経歴と、クロスリーチに入社するまでの経緯を教えてください。

商品開発一筋から、未知の中東マーケットへ飛び込みました。

私は大学院卒業後、大手調味料メーカーに入社し、約4年間、調味料の商品開発に携わってきました。その後アメリカ拠点へ異動となり、5年間、日系マーケットだけでなく、アメリカ人向けの商品開発にもチャレンジしました。現地の食文化を理解しようと、現地スーパーを回ったり、実際に家庭料理を調べたり…今思えば「アメリカ人になりきる」つもりで仕事をしていました。

帰国後は食品輸出商社で約5年、日本から北米向けに輸出される日本食の商品開発に従事。その後、クロスリーチに出会い、「中東に日本食を広める」というテーマに強く惹かれて入社を決めました。

アメリカ市場は成熟しすぎていて、ある意味レッドオーシャン。次のステージとして、もっと開拓の余地がある“未開の地”で挑戦してみようと思いました。

2. 現在の業務内容とやりがい

―現在担当されている業務と、そこに感じるやりがいを教えてください。

現在は、仕入れと自社商品の開発を担当しています。ドバイの営業メンバーと連携しながら、「どんな商品を、どの価格で、どう展開するか」を一緒に考え、ゼロから企画‧交渉‧導⼊までを⼀貫して担っています。

以前は開発だけに集中していましたが、今は “ 何を、どう売るか ” まで 関わる ので 、視野が広がりました。

印象的だったのは、価格競争の激しい⽔産品で初めての仕⼊れを成功させたことや、現在進行中の “ 天ぷらアイスクリームの開発。未知の市場でも 、仮説を⽴てて実⾏し、数字で成果を出す——そんな実践の連続が、仕事のやりがいです。


1日のスケジュール例

9:00 ♢ 勤務開始 slackやGmailを確認

10:00 ♢ 営業から要望のあった商品の情報収集、問い合わせ

12:00 ♢ 同僚とランチ

13:00 ドバイチームとオンライン会議 顧客からのリクエストや仕入状況を共有

14:00 新規仕入先候補と打ち合わせ

15:00 新商品企画、アイデア出しなど

19:00 ♢ 業務終了

3. 入社して感じたギャップとリアル

―入社前後で感じたギャップや驚きはありましたか?

入社して驚いたのは、社内のスピード感と裁量の大きさ。「決裁を何度も通す」ようなプロセスはなく、良い意味で“しがらみのない”組織である一方、自ら動かなければ成果にはつながらない厳しさもあるといいます。

クロスリーチは“やる人に任せる”文化。だからこそ、自分の判断で動ける人に向いています。

SlackやWhatsAppを使ったコミュニケーションも多く、最初は戸惑ったものの、今では海外拠点のメンバーともフラットな関係でやり取りできています。現地の取引先がWhatsAppをよく使うのですが、その対応にも慣れてきました。


4. 「思考停止せず、考え抜く」文化とチーム

―職場の雰囲気や、チームの人間関係について教えてください。

私が仕事で大切にしているのは、「思考停止しないこと」。営業との日々の連携はもちろん、商品開発・供給体制・価格設計など、あらゆる意思決定に「思考と数字」が求められるのがクロスリーチの仕事。

“何かできるはずだ”と自分の頭で考え続けることが、結果につながると思います。

問題が起きたとき、「どうすれば解決できるか」を考え抜く。それが前職の上司や学生時代の経験から染みついている価値観です。

クロスリーチでも、社長をはじめ「自分の頭で考える」文化が根づいています。何か起きたときに、責任を他に求めるのではなく、まず自分の立場から打てる手を探す。そういうスタンスの人が多いと感じます。


5. 数字で語る文化と、伸びしろだらけの市場

―数字を起点に、仮説と挑戦を繰り返すカルチャー

クロスリーチでは「Let the numbers talk(数字で語る)」というバリューが浸透しています。目標に向けて数字を分解し、仮説を立てて、トライして、結果を分析する——このサイクルを回しづけられる人が活躍できる環境です。

中東という市場自体がまだ未成熟だからこそ、挑戦の余地も無数にあります。

サウジのカフェで自社の抹茶が使われていたときは、本当に嬉しかったです。

日本の食文化を“まだ知らない誰か”に届ける。それは、想像以上にエモーショナルな体験なのかもしれません。



6. 最後に:変化を楽しめる人と働きたい

―クロスリーチへの入社を考えている方に、メッセージをお願いします。

今後は、プロダクトチームをさらに強くしていきたいです。自分が良いと思った人材を仲間として迎え、一緒に成長していけたらと考えています。クロスリーチは、成長中のスタートアップです。整っていない部分もたくさんあるからこそ、自分で仮説を立てて動き、改善していく楽しさがあります。

変化を楽しめる人、考えることが好きな人と、一緒に働きたいです。

まだ見ぬ日本食の可能性を、一緒に開拓してみませんか?